LookerStudioでディメンションコントロールを使用した際に起きたエラーとその対応策

はじめに

SIグループのtakeiです。
今回はLookerStudioでディメンションコントロールを使用した際に起きたエラーとその対応策を記事にします。

事象

LookerStudioでカスタムクエリの表にディメンションコントロールを使用して利用者には閲覧権限で参照していただいたところ、システムエラーの表示になってしまいました。

調査

PaLM2で確認するとどうやら仕様のようです。

• 問：

Looker Studio（非Looker）でディメンションコントロールを使う場合、共有設定は閲覧者ではエラー発生する仕様でしょうか。 またLooker Studio Proではエラー発生しないのでしょうか。

• 回答：

閲覧者でディメンションコントロールの共有設定がエラーになる仕様です。Looker Studio Proではエラーは発生しません。
Looker Studio Proでは、閲覧者もディメンションコントロールの共有設定を変更できます。
しかし、Looker Studioでは、閲覧者はディメンションコントロールの共有設定を変更できません。
そのため、閲覧者でディメンションコントロールの共有設定を変更しようとすると、エラーが発生します。
Looker Studio Proは、Lookerの有料プランです。
Looker Studioは、Lookerの無料プランです。
Looker Studio Proでは、閲覧者もディメンションコントロールの共有設定を変更できますが、Looker Studioでは、閲覧者はディメンションコントロールの共有設定を変更できません。
そのため、閲覧者でディメンションコントロールの共有設定を変更しようとすると、Looker Studioではエラーが発生します。

公式ドキュメントにそのような記述は見つかりませんでした。
・ロールと権限
https://support.google.com/looker-studio/answer/10403868?hl=ja
・ディメンションコントロール
https://support.google.com/looker-studio/answer/14010352?hl=ja#zippy=%2C%E3%81%93%E3%81%AE%E8%A8%98%E4%BA%8B%E3%81%AE%E5%86%85%E5%AE%B9

対応策

1. 編集者権限で参照していただく
2. Looker Studio Proに申し込んでいただく
3. 表のディメンションにドリルダウンを追加していただく

1.は運用上望ましくありません。
2.は有料になってしまうので、BIを手軽に導入するという目的から逸れてしまいます。
なお、料金はプロジェクトごとのユーザー 1人あたりの月額料金9ドルです。
https://cloud.google.com/looker-studio?hl=ja
3.が対応策としては現実的な方法です。

表のディメンションにドリルダウンを追加するやり方

まとめ

今後のアップデートで今回の事象が解消されるとは思われるので、それまではこの記事の対症療法で乗り切りましょう。

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