Google グループのフッターを非表示にする裏ワザ

2025/09/09に公開されました。
2025/09/09に更新されました。

公式ヘルプでは不可能と書かれていますができます!


author: Kaoru

Google グループのフッターを非表示にする裏ワザ 【外部ユーザーにも対応】

Googleグループをメーリングリストとして活用していると、送信されるメールの末尾に自動で追加されるフッターが気になったことはありませんか?

「このグループから退会し、グループからのメールの配信を停止するには…」

このフッター、内々のやり取りや、シンプルな通知メールを送りたい場合には、少し邪魔に感じてしまいますよね。特に、外部のユーザーをグループに招待している場合、このフッターを消すのは一筋縄ではいきません。

今回は、そんなお悩みを解決する、少しトリッキーですが効果的な設定方法をご紹介します。

無償アカウントでは「フッター設定」がグレーアウト!そもそも変更できない…

まず最初にぶつかる壁が、Googleグループ https://groups.google.com/の設定画面です。

[設定]>[メールオプション]にある「標準のグループ フッターを含める」のチェックボックス。これを外せばフッターが消えるはずなのですが、無料版のGoogleアカウントで作成したグループの場合、この項目がグレーアウトしていて変更できないことがあります。

これはGoogleの仕様によるもので、残念ながら無料版ではフッター表示が強制となっています。が、 有料の Google Workspace を契約しているアカウントであれば、このチェックを外すことが可能です。

最大の難関:設定しても「外部メンバー」にはフッターが付いてしまう

では、Google Workspaceユーザーなら問題解決かというと、そう簡単ではありません。たとえ「標準のグループフッターを含める」のチェックを外したとしても、グループに登録されている外部メンバー(Gmail アドレス以外など)には、依然としてフッターが表示されてしまうのです。

これは、外部ドメインのユーザーが意図せずメーリングリストに参加させられてしまった場合に、自身で退会できるようにするためのGoogle側の配慮と考えられます。しかし、運営側としては悩ましい仕様です。

【現段階での解決策】外部メンバーのフッターを非表示にする手順

お待たせしました。ここからが本題です。現在の仕様で、外部メンバーを含むグループのフッターを非表示にするための手順をご紹介します。

  1. 一時的に外部メンバーを許可する グループ設定で「外部メンバーを許可する」を オン にします。

  2. 外部メンバーを追加する フッターを非表示にしたい外部メンバーのメールアドレスを、このタイミングで全てグループに追加します。

  3. 外部メンバーの許可をオフにする 外部メンバーの追加が完了したら、再度グループ設定に戻り、「外部メンバーを許可する」を オフ にします。

たったこれだけです。この手順を踏むことで、すでに追加されている外部メンバーへのメール配信時にはフッターが付かなくなります。

この方法の注意点

この方法は非常に有効ですが、いくつかの注意点があります。

  • 頻繁なメンバー追加には不向き 新しい外部メンバーを追加するたびに、設定をオン→追加→オフと切り替える必要があり、手間がかかります。

  • 将来的な仕様変更のリスク あくまで現在の仕様の穴を突いたような方法のため、今後のアップデートで使えなくなる可能性があります。

どんな時に使える?おすすめの活用シーン

この方法が特に有効なのは、登録する外部メンバーが固定的な場合です。

例えば、カスタマーサポートツール用のメールアドレス(Zendeskなど)に、問い合わせメールを転送する、といった用途です。この場合、転送先のメールアドレスは一度設定すれば変更することはほとんどありません。組織内のメンバーは「外部メンバーを許可する」がオフの状態でも自由に追加できるため、問題なく運用できます。

まとめ

Googleグループのフッター問題は、多くの管理者にとって悩みの種です。今回ご紹介した方法は、少し裏ワザ的ではありますが、特定の条件下では非常に有効な解決策となります。

外部メンバーへのメール配信でフッターにお困りの方は、ぜひ一度試してみてください。

※本記事は、ジーアイクラウド株式会社の見解を述べたものであり、必要な調査・検討は行っているものの必ずしもその正確性や真実性を保証するものではありません。

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