Google Cloud Next 25 LasVegas出張レポート(準備~移動編)

2025/04/24に公開されました。
2025/04/24に更新されました。

イベント当日までの準備からラスベガスまでの移動について、来年以降参加される方のために残しておきます。


author: Shintaro

はじめに

2025年4月9日~11日に開催されたGoogle Cloud Next 25 LasVegasに現地参加させていただきました。
弊社ジーアイクラウドはGoogle Cloud専業のパートナー企業として、最新の知見吸収にも積極投資しています。

この記事では、イベント当日までの準備からラスベガスへの移動についてご紹介します。
Google Cloud Nextは日本語の参加レポート記事がそこまで充実しているわけではなく、
また会社としての経験も十分ではなかったため、個人的に渡航前は色々不安でした。
そんな過去の自分を助けるような、また似た境遇の方の助けになればという思いも込めた記事です。

準備編~日本出発まで

持っていくべきもの

乾燥対策

飛行機内もそうですが、それの比ではないほどラスベガスはとにかく乾燥します。
以下のような品物をあらゆるバッグに忍ばせておくと良いでしょう。

  • のどあめ
  • 濡れマスク
  • 目薬
  • ハンドクリーム、リップクリームなど

防寒対策

4月のラスベガスは最低約17度、最高約33度くらいでした。
暑いですが前述のように乾燥しているので、日本と違って不快には感じませんでした。外は半袖じゃないと暑いです。
ただし、会場は極寒です。また、飛行機も寒いです。厚手のカーディガンなど、脱ぎ着のしやすいものを持っていくと良いでしょう。

ガジェット系

  • スマホのモバイルバッテリー
    • セッション内容の録音や文字起こしをスマホで行う場合は持っていくことをオススメします。
  • PCのモバイルバッテリー
    • セッション会場にはコンセントがありません。そのため、セッションを一日の中でギチギチに詰め込む場合は必要です。
    • どうしても必要な場合、会場の廊下の壁沿いにはコンセントがあります。(争奪戦ですが)
  • サブモニター
    • ホテルで作業する際にあると生産性が爆上がりします。持参して本当に良かったです。

そのほか一般的なもの

  • 着替え
  • パスポート
  • スリッパ(ホテルにはないと思った方が良いです)
  • クレジットカード(タッチ式対応だとすごく楽です)
  • 名刺
  • その他、宿泊するホテルのアメニティ次第ではシャンプーなども必要な可能性があります。
    • 同僚の宿泊したホテル(Excalibur。等級次第な可能性がありますが)にはティッシュすらなかったとのことでした。

バッグの大きさ戦略

持って行くバッグの大きさについても考えておくと良いです。
私は今回、飛行機に乗る際に預け入れをせず手荷物のみで行けるよう、以下のような構成にしました。

  • 23リットルのボストンバッグ
  • 14.8リットルのリュック
    • 中に飛行機手元用の3リットルのショルダーバッグ

今回ハワイアン航空を利用したのですが、手荷物を2つまで機内に持ち込めます。
預け入れしてロストバゲージの心配をしたくなかったため、なんとかこれで収めました。

また、Nextの会場に持ち込める荷物サイズは12インチ × 18インチ(これはパートナー向け資料でしか見つけられませんでした)であり、約30.5cm × 45.7cmです。
これは私が持っていった14.8リットルのリュックの大きさとほぼ同じです。
どの程度厳格にチェックされるかわかりませんが、大きい荷物は持ち込めない可能性があります。PCは入れることができつつ、大きすぎないカバンを持っていく必要があります。

余談ですが、もしSphereを外から見るだけでなく、チケットを取って体験したいという方は、
手荷物サイズの制限が縦15cm×横15cm×マチ5cm以下と厳しいため、そういう意味でも小さめなサブバッグもあると良いです。

やること

出発までにやることを一覧化します。

  • パスポート取得
  • ESTA取得
    • Googleによると、「米国への渡航者について事前に入国審査を行う電子渡航認証」とのことです。
    • 必ずこちらの公式サイトから行いましょう。いろんな代行業者があるらしく、そこから取得すると通常の21ドルをゆうに超えたお高い手数料を取られます。
  • 飛行機、ホテル予約
    • 1か月以上前に予約すれば、会場から近いホテルも比較的安価に予約できます。
      • 今回わたしはLuxorというホテルに泊まりました。ラスベガスのホテルの多くはResort Feeというサービス料のようなものが現地で追加徴収されますが、そちら込みで一泊あたり約3万円程度でした。会場に近い中ではもっとも安いホテルな気がします。外に出ず直通で会場に行けます。
        • 会場であるMandalay Bayや、会場隣のW、Four Seasonsは近隣ホテルと比較して高価格です。(あいまいですが、一泊あたり10万円前後か、それ以上になることもありそうです)
    • MGM Rewardsというアプリ対応のホテルの場合はスマホアプリから事前チェックインもできますし、スマホがそのまま部屋の鍵にもなる場合がありますので積極的に活用すべきです。
  • ドルへの換金
    • 私は1ドル札が何枚かあれば十分でした。
      • 基本的にすべてキャッシュレスなため
      • 余ったらカジノで使ってみようかなくらいの気持ちで約1万円(当時70ドル)換金しましたが、結果的にホテルの部屋の清掃の方へのチップ(1ドル/日)でしかキャッシュは使いませんでした。
  • Wi-Fiの手配
  • 必要なアプリのダウンロード
    • Google Cloud Next公式アプリ
      • どこで告知されていたのかわかりませんでしたが、今年は「Next25」という名前のアプリでした。
        • Google Cloudのコミュニティ(Jagu’e’r)に入られている方は、関連するチャンネルにて情報をキャッチできます。
        • パートナー企業にお勤めの場合は担当の営業担当から告知がある可能性があります。
    • ライドシェアのアプリ(Uber or Lyft)
      • 私はLyftを使いました。
        • 現地でダウンロードするとクーポンがもらえるという情報も目にしました。現地に着いてからでも良さそうです。
    • MGM Rewards
      • 「飛行機、ホテル予約」で述べた点と重複しますが、対応しているホテルの場合はかなりオススメです。
  • セッションの予約
    • 早めに予約しないと、人気のセッションは満席になります。
    • 「What’s new with …」とつくセッションが最新情報について解説したものである場合が多いです。
  • 英語対策
    • 勉強しておいた方が、現地の方とコミュケーションが取れて、より楽しめます。
    • セッションの内容について、私はAndroidのレコーダーで文字起こししました。精度はそこそこ良かったです。
    • 文字起こしツールを調べるとNottaやOtterといったものが出てきますが、Androidの方はまずはレコーダーを試してみてください。
      • 私はGoogle Cloud Next ‘24のキーノート約1時間半をPCのYouTubeから流して試してみて問題ないことを確認しました。

ラスベガスへの移動

移動時における不安ポイントなどについて触れていきます。

移動

  • 私はハワイ・ホノルルの(ダニエル・K・イノウエ国際空港)乗り継ぎでした。
    • 日本からハワイが6時間、ハワイからラスベガスも6時間程度です。
    • 他にも韓国やLAなど乗り継ぎルートが複数あるようですが、今回はハワイ乗り継ぎであることを前提に書いていきます。

入国審査

  • 日本人が沢山訪れるハワイだったからである可能性はありますが、若干日本語混じりで優しく対応してくれる方でした。
  • 聞かれたのは「誰と来てるの?」「滞在日数は?」「ホテルの名前は?」くらいでした。
    • 不安な方は「アメリカ訪問の目的は?」「職業は?」あたりについても答えられるようにしておけば大丈夫そうな雰囲気を感じました。

乗り継ぎ時の過ごし方

  • 乗り継ぎ時間が3-4時間くらいあれば、ワイキキまで車(ライドシェアなど)で片道20分程度なので観光するのもアリです。
    • ハワイからラスベガスは国内線なので1時間くらい前に戻ってくれば余裕です。(預け荷物がある場合はもっと早いかも)

ラスベガス到着後

  • ハワイアン航空の場合、飛行機から降りて荷物を受け取る場所までに電車で移動します。

ハリーリード国際空港。荷物を受け取る場所まで電車に乗る

上記写真のエスカレーターを降りると、レッドライン、ブルーラインで行く先が分岐します。
ハワイアン航空の場合は、以下写真の通りレッドラインに乗りましょう。調べてみると、ユナイテッド航空やエアカナダの場合はレッドライン。アメリカン航空、デルタ航空はブルーラインとのことです。エスカレーターを降りた先の案内に書いてあるため、しっかり読むことをオススメします。

ハリーリード国際空港。荷物を受け取る場所まで電車に乗る。その2

ちなみに空港には「商品を棚から取って、そのまま店外に出るだけ」でお買い物が完了するAmazon Goがあります。
ハリーリード国際空港のAmazon Go

  • 空港からホテルまでは基本的にライドシェアを使うのがオススメです。

    • バスもありますが、本数があまり多くないようです。

    • 歩くことはあまり考えない方が良いです。

      • 地図でだけ見ると色々なところに歩いて行けそうな気がしますが、近そうに見えるところでも平気で徒歩30分くらいかかるのでご注意ください。例えば、空港からNext会場のMandalay Bayは、個人的には一見15分くらいで行けそうに感じるのですが、1時間15分かかります。 ハリーリード国際空港からマンダレイベイまでの距離
    • 私はこの旅で初めてライドシェアを使いました。知らない一般人の車に乗るということが未知ですごく不安でしたが、すごく快適な体験でした。行き先を決めるとドライバーがアサインされ、アプリに車種とナンバーが表示されます。それっぽい車が来たら「Hi」みたいな感じで軽く挨拶して車に乗るという流れです。これが今は自動運転車に変わっていっているようですが、そう考えると日本の遅れっぷりを痛感します。

  • カンファレンスパスの受け取り

    • 申し込みをしたアドレスにメールが来る、もしくはNext公式アプリに引き換え用QRコードが表示されるので、それをもって会場への許可証を受け取る必要があります。なお前者のメールについては、今回は前日の4/8に来ました。
    • できれば前日に行っておくと安心です。
      • 空港や近隣ホテルなど色んなところで受け取り可能ですが、遅くても22時まででクローズになります。
      • Next当日は7時くらいから受け取り可能なので、朝が強い方は朝でも問題ないです。
        • ただしキーノートを現地で見たい方は開始1時間前くらいには会場に行かないと別室からモニターで観ることになるらしいなので、そこも加味して考えてください。

あとは翌日から元気に動けるようしっかり寝るのみです。 気が向いたら会期中のことも記事にします。

なお開催時期が違うため気温などの点ですべて参考にするのは難しいですが、
AWSのRe:Invent参加レポートもラスベガス現地の雰囲気を知りたい方は検索して読んでみることをオススメします。

※本記事は、ジーアイクラウド株式会社の見解を述べたものであり、必要な調査・検討は行っているものの必ずしもその正確性や真実性を保証するものではありません。

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