【速報】Google Cloud Next 25新発表まとめ
2025/04/09に公開されました。
2025/04/10に更新されました。
Keynoteに先立ち公開された新発表のまとめ
Table of contents
author: Shintaro
※この記事は公式ブログWelcome to Next ‘25を筆者の偏見でトピックを抽出して要約した記事です。詳細は元ブログをご覧ください。
Google Cloud Next ‘25 における主要な発表
1. AI Hypercomputer
- Ironwood TPU: 第7世代TPU。前世代比で10倍以上の性能向上、ポッドあたり42.5 EFLOPSの計算能力を実現。
- Cluster Director: 大量のアクセラレータを単一ユニットとして管理し、パフォーマンスと効率を最大化。
- NVIDIA GPU オプション: 最新のB200、GB200 Blackwell GPUを搭載したA4/A4X VMや、次世代Vera Rubin GPUの提供を発表。
- ストレージ革新: 大容量・高性能な「Hyperdisk Exapools」、低レイテンシを実現する「Anywhere Cache」、高速なオブジェクトストレージ「Rapid Storage」
- ソフトウェア強化: GKE Inferencing」(推論コスト削減、低レイテンシ化)、「Pathways」(Google内部の推論エンジンを初提供)、「vLLM on TPUs」(TPU上でのvLLM実行)により推論効率を向上。
- Google Distributed Cloud (GDC): Geminiモデルをオンプレミス環境(NVIDIA Blackwellシステム含む)で利用可能にし、規制やデータ主権の要件に対応。
2. Googleの主要モデル: Gemini 2.5 FlashやLyriaなど
- Gemini 2.5 ファミリー: 精度重視の「Pro」に加え、低レイテンシとコスト効率に最適化された「Gemini 2.5 Flash」をVertex AIで提供開始。
- 生成メディアモデル:
- Imagen 3: 最高品質のテキストからの画像生成モデル。インペインティング機能が向上。
- Chirp 3: 10秒の音声入力でカスタム音声を作成可能。文字起こし機能も強化。
- Lyria: 業界初のエンタープライズ向けテキストからの音楽生成モデル。
- Veo 2: インペインティング、アウトペインティング、高度なシネマティック技術、補間機能など、包括的な動画作成・編集プラットフォームへと進化。
- 科学研究支援:
- AlphaFold 3: 分子の構造と相互作用を予測。高スループットソリューションを提供。
- WeatherNext AI: 高速かつ正確な気象予報モデルをVertex AI Model Gardenで提供。
3. Vertex AI: Agent2Agent(A2A)など
- データ接続とグラウンディング: あらゆるデータソースに接続し、Google検索と企業データ、さらにGoogle Mapsを用いた信頼性の高い情報に基づいた応答生成(グラウンディング)を実現。
- 新機能: Vertex AI Dashboards(監視)、Training and Tuning(セキュアなカスタム学習)、Model Optimizer(自動モデル選択)、Live API(リアルタイムマルチモーダル処理)。
- マルチエージェントエコシステム:
- Agent Development Kit (ADK): マルチエージェントシステム構築を簡素化するオープンソースフレームワーク。
- Agent2Agent (A2A) プロトコル: 業界初のオープンなエージェント間通信プロトコル。
- Agent Garden: すぐに使えるサンプルやツールを提供。
- 相互運用性: LangGraph、Crew AIなど複数のフレームワークをサポート。
4. Google Agentspace
- 新機能: Chrome Enterpriseとの統合、Agent Gallery(利用可能なエージェント一覧)、ノーコードのAgent Designer、アイデア生成や詳細な調査をするエージェント(Idea Generation agent, Deep Research agent)を提供。
- NotebookLM: 既に10万以上の企業で利用されているエキスパートエージェントも利用可能。
5. Google Workspace
- Help Me Analyze: Googleスプレッドシートでデータ洞察を自動で発見。
- Docs Audio Overview: ドキュメントの高品質な音声読み上げやポッドキャスト風の要約を作成。
- Google Workspace Flows: 承認管理、顧客調査、メール整理などの日常業務を自動化。
6. 高インパクトな AI エージェント
- カスタマーエージェント: 次世代Customer Engagement Suiteを発表。感情理解、ストリーミングビデオ対応、ノーコードでのカスタムエージェント構築などを強化。
- クリエイティブエージェント: Adobeとの提携により、Imagen 3やVeo 2をAdobe Expressなどに統合。
- セキュリティエージェント: Google Unified Securityを発表。アラートトリアージやマルウェア分析を自動化するエージェントを導入。
まとめ
取り急ぎ主要に見える発表をまとめました。
この記事はあくまで速報的な存在として、キーノートの内容を別途紹介していますのでご覧ください。
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